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*「現代ギター」'92 1月*

 大阪のギター名所の一つがキタの繁華街、阪急東通りにあるスペイン風居酒屋"グラナダ"である。広さ5.5坪、20名で満席の小さな店だが、日曜を除く毎日、夜7時30分と9時の2回、ギターの生演奏が聴ける。店主なかの かつき(本名:中野勝城)さんがこの店を開店したのは昭和47年。この1月15日で開店20周年を迎えることになる。

 なかのさんは10代の頃は演劇を志したが夢実らず、24歳の時、広告代理店に就職。そこで出会ったのがラテン音楽好きの同僚。彼の影響でラテンのギター弾き語りを始め、いつの間にか夜はデュオで稼ぐようになった。これが当たって、給料の2倍、3倍とギャラが入る。29歳で会社を辞めてついにプロの歌手になったが、皮肉なもので、そうなると自らの音楽的能力に限界が見えてくる。そこで方向転換し、以前から抱いていた生演奏を提供できる店を持つ夢が浮上してきた。リサーチの結果、当時ブームのただ中にあったギターをメインに据え、昭和47年1月15日、グラナダが開店。企画が当たって当初から大盛況であった。

 しかし、その成功はギター演奏のみに頼った結果ではない。店を舞台、演奏家を主役、自身は演出家として考え、開店から閉店までをワン・ステージのドラマとみなす。そんな工夫があってこそ、客の足はついグラナダに向いてしまうのだ。毎晩2回の演奏も単なるBGMではなく、短時間ながらも真剣に弾き、聴くという良き伝統もグラナダの特色である。

 また、店の狭いスペースでなく小ホールで若いギタリスト達に演奏の場を提供したい、という夢が「グラナダ・コンサート」として叶い、50回近く続いている。それやこれやの20年で今年50歳を迎えるなかのさんは、若手ギタリスト達には「ギター界のお父さん」と呼ばれるようになった。昼夜逆転の生活での健康法はジョギングとアーチェリー。フルマラソンの自己最高記録は3時間21分19秒。ますます元気一杯のお父さんである。

 





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